管理人の独り言
le monologue
「かわいい」の追求
「かわいい」って頻繁につかうけれど、どこか曖昧な言葉のような気がします。「Kawaii」とアルファベットでつづれば、今や国際的に通じる言葉です。それはアニメやキャラクターのかわいさに通ずることになるのでしょう。
もう随分前になりますが、友人の娘(ハーフのフランス人)とその従妹(フランス人)が日本に来た時に、キティーちゃんの雑貨に夢中になったり、原宿で買ったアニメのコスプレをまとって大騒ぎしていました。これなどは、「Kawaii」の範疇に入るものなのかもしれません。
今、ジュイエで展示している木南さんの展示も、「かわいい」を追求している展示ではないかと思います。でも、「Kawaii」とは違うし、ラブリーな感じでもない。ぬいぐるみが主体の展示ですが、今はやりの「もふもふ」して可愛いというのとも少し違う。ちいさな不思議な生き物がいっぱいいて、かわいくて楽しいといった感じなのです。
「Kawaii」「可愛い」「かわいい」「カワイイ」と表記もいろいろあるけれど、木南さんの作品はひらがなの「かわいい」が一番あっているような気がします。「かわいい」についてあまり深く考えたことがなかったけど、それを考えさせたのが作家のオリジナリティのなせるわざですね。
それにしてもいろいろな種類の展示があるものです。日々これを味わえるのは幸せなことだなぁと思います。
今週の展示「木南 玲個展「しゅうごう!」は24日まで。ほんわりと優しい気持ちになれる展示です。是非お越しください。